このエントリは2023/07/30現在の情報に基づいています。将来の機能追加や変更に伴い、記載内容からの乖離が発生する可能性があります。
以前、以下のようなエントリを書いた。
この当時、データの保管場所は
2023/04/06現在、データの配置場所としてUSだけでなく、Australia、Asia Pacificも入っている。ただ、明示的に日本とは記載されていない。Communication ServicesとEmail Communication Serviceを接続するためには、地理的に同じ場所になくてはならないので、もし日本から一番近いところで作成するのだとしたら、Asia Pacificに作成せざるを得ない。
とエントリにも記載している通り、Asia Pacificが一番日本から近い場所であったが、2023/7にデータの配置場所で日本を選択できるようになった。Communication ServicesとEmail Communication Serviceを接続するためには、地理的に同じ場所になくてはならないが、これにより、もはや日本国外のロケーションを考慮する必要がなくなっている。非常に喜ばしい。

あと、注意点としては、Quick Startに記載のaz communication email statusのコマンドは、現在存在しない。実際、az communication email statusを実行すると、

という状況。これは、Azure CLIのメール送信コマンドであるaz communication email sendが同期型にかわったからだと思われる(2023/07/31現在、英語版のドキュメントも更新されていないよう)。

実際の監視には、Emailイベントや診断設定を使うことになろう。
クイックスタート – Email イベントを処理する / Quickstart: Handle Email events
https://learn.microsoft.com/azure/communication-services/quickstarts/email/handle-email-events
Azure Monitor の診断設定でログを有効化する / Enable logs via Diagnostic Settings in Azure Monitor
https://learn.microsoft.com/azure/communication-services/concepts/analytics/enable-logging