原文はこちら。
The original article was written by Donald Smith (Vice President of Product Management, Oracle).
https://blogs.oracle.com/java/post/including-the-graal-jit-in-oracle-jdk-23
Oracle JDK 23から、Oracle GraalVM JITコンパイラ(Graal JIT)がOracle JDKで利用可能なJITの一つとして同梱されるようになりました。
Oracle JDK 23
https://www.oracle.com/java/technologies/downloads/?er=221886#java23
Graal Compiler
https://www.graalvm.org/latest/reference-manual/java/compiler/
Oracle JDK に含まれる JIT の一つとして追加されました。 この統合により、JIT コードの最適化技術など、これまでOracle GraalVMを通じて利用可能であった技術革新が、すべてのOracle JDKユーザーに提供されます。これにより、開発者やシステム管理者は、アプリケーションの微調整やピークパフォーマンスの向上に役立つより多くのオプションを利用できるようになります。
Graal JITは商用のOracle GraalVM Enterprise EditionおよびOracle GraalVM for JDKの一部として長年提供しているものと同じであり、完全にサポートされます。この統合はOracle JDKでは新しいものであるため、実験的機能としてフラグが立てられていますが、商用サポートは完全に提供されます。商用サポートは、Java SE Universal Subscription、もしくはOracle Cloud Infrastructure (OCI) でOracle JDKを動作させている場合にはOCIを通じて入手できます。
Oracle Java SE Universal Subscription
https://www.oracle.com/java/java-se-subscription/
Oracle Cloud Infrastructure
https://www.oracle.com/cloud/
Graal JITを有効にするには、Java実行ファイルに以下のコマンドラインを渡す必要があります。
-XX:+UnlockExperimentalVMOptions -XX:+UseGraalJIT
これらのフラグをJVM起動時に渡さなければ、Oracle JDKのデフォルトJITコンパイラ(C2)が通常通り動作します。
パフォーマンスの向上は、ワークロードと使用する機能によって異なります。Graalのパフォーマンスに関するトピックについては、Graal関連のブログやMediumの記事が多数あります。例えば、Oracle NetSuiteによるGraalVMの使用に関するエントリなどです。
GraalVM Technology
https://blogs.oracle.com/java/category/j-graalvm-technology
GraalVM
https://medium.com/graalvm
Oracle NetSuite on GraalVM
https://blogs.oracle.com/java/post/oracle-netsuite-on-graalvm
Oracle GraalVM for JDK 23リリースは引き続き個別に提供されます。このリリースはデフォルトでGraal JITを使用し、ネイティブ・イメージ、Graal言語ランタイム(GraalJS、GraalPy、GraalWasm)、Truffle言語実装フレームワーク、および関連するGraalVMツールなどのその他のGraalVMテクノロジーを含んでいます。Graal JIT以外のGraalVMの機能にご興味をお持ちのユーザーは、Oracle GraalVM for JDKのダウンロードを引き続きご利用ください。
ぜひご意見をお寄せください!この取り組みの主な目的は、ユーザーがJITを簡単に試用し、その経験を報告できるようにすることです。これにより、Oracle JDKユーザーだけでなく、GraalVM CEユーザーにとっても、1回のダウンロードで複数のJITオプションを試用できる魅力的な機会が生まれます。すべてのユーザーに対し、現在のワークロードでGraal JITを試すことをお勧めします。この発表により、開発者はテスト用に別のJDKをダウンロード、インストール、および構成する必要がなくなるため、より簡単に試すことができるようになりました。
パフォーマンス結果やその他のバグに関する問い合わせなど、あらゆるフィードバックをbugreport.java.comに報告してください。コンポーネントとして「HotSpot」および「compiler#」を選択してください。
Report a Bug or Request a Feature
https://bugreport.java.com/
このサイトは、バグ関連でなくてもあらゆるフィードバックの送信に使用できます。また、お客様は通常通りMyOracleSupportでサービスリクエストを開くこともできますし、Java Value Engineering(java-value-engineering_us@oracle.com)に連絡して、経験を共有するだけでなく、パフォーマンスチューニングやGraalテクノロジーのその他の用途に関するサポートを受けることもできます。